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草薙ソロの「愛がないと疲れる」を目的に購入。

「体ん中は自律神経とかが悲鳴をあげていかれはじめてあちこち調子が狂って 愛がないとすごく疲れるよ」

愛がないと疲れるの歌詞より

「自律神経」と具体的な言葉を使って如何に疲れているか訴えてくる歌詞の内容と頼りない草薙の歌声が共振し生まれるグロッキーさがメロウな曲に乗ってやってきます。都会独特の精神摩耗系の疲労。

「それはただの気分さ」は吾郎ソロで、作詞作曲がフィッシュマンズ佐藤。ベイビーブルーあたりの時期のフィッシュマンズな曲。吾郎ちゃんのの歌い方も寄っちゃってる。これはSMAPファンはついてこれるのか、トラックから妙に危険な雰囲気が。SMAPによってフィッシュマンズの「行ってしまってる危うさ」(?)が相対的に浮かび上がる。

他にもスガシカオ(次のアルバムで夜空ノムコウを提供)、山崎まさよしのセロリ、清志郎等大物の曲提供あり。

2021BEST: hitachtronics編

月ノ美兎/月の兎はヴァーチュアルの夢をみる
鷺巣詩郎Feat. Hazel Fernandes/ALL THIS TIME
食品まつりakaFOODMAN / YASURAGI LAND
Hiatus Kaiyote / Mood Valiant
宝鐘マリン & Yunomi / Unison
パソコン音楽クラブ / See-Voice
Molder / Bony Tymbals

Guchon & Pharakami Sanders / Summer Cutz
Soshi Takeda / Floating Mountains
Basic Rhythm / Electronic Labyrinth
INOYAMALAND / Trans Kunang

LOVEBEATやTransonicもろもろの再発もよかったけど、ここでは新譜のみで。上記はほっといても誰かが語るだろうからリストのみにしておきます。
Vtuberの”風紀委員長”月ノ美兎の1stは自らが敬愛する藤井隆『ロミオ道行』とGroovisionsが手がけた『NEW CHAPPIE』を現代っぽく掛け合わせた印象でとてもよかったです(ちなみにこれら3枚どれも1stアルバムでSONYから)。特に長谷川白紙→オーケンNARASAKI→IOSYS→堀込泰行…の並びがよい。
FOODMANはHyperdubから出るのにベース音無し、でも初期のKen Ishiiとも違うニュアンスで東洋のテクノをやってる。Molderさんは今年この『千のミル』でインタビューした通り、言うまでも無いですね。パ音は前2作に比べても歌モノと向き合う意識の高さというか、意地を感じました。イノヤマランドは前作より好きです。

TS_FACTORYは渋谷COARAのパーティー『TOPGUN』のスズキテツヤさんの変名。イルリメさんのJun Kamoda名義の2作目も今年でしたが、EDITモノ変名”画流入江”といい、あとLatin Quaterのカセットも今年か。サンプリング中心のものが同じ時期に多く出るのは嬉しいですね。

Exne Kedy And The Poltergeists / Strolling Planet ’74

中原昌也さんのCDや、虹釜さんのTシャツ+CDRをリリースしてるboidのサブレーベルから出た、井手健介と母船による”幻のミュージシャン・Exne kedyの来日ライブの発掘音源”という想定の企画ライブ盤。坂本慎太郎が推薦文を書いてるだけあってゆらゆら帝国チルドレンというか、ビイドロにも近いかも。これに参加してる墓場戯太郎って誰かの変名と思ったら、そういう人が居るんすね。

20数年ぶりのDISCOROMANCERは(Mouse On Marsの新譜みたいに)もっと奇数拍子が乱れ飛んで複雑怪奇になるのかと思ったけど、最近Guchon君がコンピで参加してたりnoteで紹介してた各国のModern Ghetto Musicともリンクする内容で驚きました。後半4曲はKuknacke参加。

2017年に企画してたエアポートレゲエコンピに突如参加してくれた方(全然知り合いじゃなかった)のおそらく初EP。WARPのArtificial Interigenceの現代版。Tokyo Electro Beat RecordingsはSUNTRAさんをはじめ、フロアを基本にしつつも面白い人を引っ張って来るのが羨ましい。

OMOIDEから出てた渋谷系CHIPTUNEコンピでのフリッパーズのカバーが見事だったニシオカディドリーさんのフルアルバム。8bitの音色をPerrey&Kingsley的に解釈してて抜群にセンスいい(世界的にもこの人だけでは…!?)。 SAKEROCKのゲームカバーが好きだった人におすすめ。Repeterはnaminohanaのツイートで知ったんですが、ダブステップの人が作るエキゾギターインストとのことでちょっとだけニシオカさんと近い音楽性かも。

スーパーファミコンの音をサンプリングしたコンピの第2弾はニンテンドー64だそうで。前作と同様、ゲームの音に寄り過ぎず離れ過ぎずの距離感がいいです。次ウチからコンピ出すならこういう統一感がいいな!

復活!栄光の東映ヒーローvol5 TOEI METAL HERO COMPLETE SONG COLLECTION

ブルースワットより

のっけからビーファイターカブトOPにマイケルBEAT IT歌謡をふっかけられる。この手の男性歌唱における眉毛の太さ(実際に太いのではなく声の比喩)が一般的だった時代を次の世代は信じらないだろう。特撮曲で好きなのは仮面ライダーブラックRXだがあれは太眉というよりダンディー。眉毛の太さといえばあの人、初代仮面ライダーの印象のせいだと腑に落ちた。調べたところビーファイターとブラックRXの編曲家は同じ川村栄二でした。他に手がけた作品で気になった仮面ライダーZO(初耳)の「愛が止まらない」はサムネイルと同じようにハードレインの中絶唱したいハードレイン歌謡(たけし「ハードレインに愛はずぶ濡れ」に代表される)で最高。

次のdiscのジャンパーソンOPを聴く。のっけからマイケルBEAT ITでギターを弾くバンヘイレンが奏でてると思われるギターリフにまたか!ちなみにブルースワットはかなりぎりで記憶あり。

ブルースワット「君は眠れ・そして歌え」のどっぷり歌謡がまさかの浜圭介作曲!浜圭介といえば初めていったスナックでカラオケをしていたときにご主人から浜圭介「おんなみち」をリクエストされて歌えなかった悔しさが蘇る。スナックで「黒の船唄」を歌ってみてください。カラオケ伴奏に気味の悪い猿の鳴き声みたいな音が入っていて好きです。「黒の船唄」作曲家である桜井順さんの訃報が先日ありましたが、昔自分がエントリーした音楽コンテストの審査員としていて、1番に評価していたのがギターとエフェクター1つで勝負するソロギタリストのガチガチのノイズだった事が衝撃でした。

そもそもメタルヒーローって何だと考えるとロボコップにとりあえず辿り着いた。ロボコップは警官だった主人公がロボ化手術後の最初のカットから最初意識を取り戻したように始まるノイズがのった主観カットの長回しが妙に印象に残っている。映画は終始ロボコップの主観が度々挟まり主人公の主観とともに物語に没入していく。生まれる赤ちゃん目線とか。意識の生まれを主観でやるのは、ああ産まれたんだなとなるんで便利だが、ロボコップの場合その誕生の時点でこの主観がこの先ついてまわる予感があり、ひとでなくなってしまって生きる悲しさがもう序盤から。悪党である社長を殺した後に挨拶をして去るロボコップのラストカットが主観だとそのまま自分はロボコップとして生き続けるはめになるので危ないとも思った。

ロボコップは機械であるから視界に情報表示がされているが、主人公の主観を自由に挟むには便利。主観カットであるよと明らかに分かるように何回も登場させるのはPOVならカメラをもっている、ロボコップならPC処理のように意識の間になにか挟まらないと長回しは結構難しい気がする、本人が健忘症や超能力に目覚める設定だと主観が増える気もする、のはナゼ

主観の話しかり曲紹介のふりして自分の知識の風呂敷の外のたいして整理されてもないもやもやを話すこと、多しだがここらへんのゾーンの話を人とやいのやいの言うのは(勘所が正しいかはさておき)楽しく、一人で書いていると不安感しかない。一人だと文章を書くでもしないとこのモヤモヤは中々に遠いので書いてみてるけど、これがこうじて話の途中で良い飛び石を置けるようにでもなればよさや。

『三銃士』男達の声、狼の声

今回は3名のミュージシャンを紹介。この男たち、声帯が似ているのである。この手の声質が自分好みで、いずれも多量のアルコールやタバコで形成されたようなヨレ具合に癒される。

David E Williams

https://davidewilliams.bandcamp.com/album/banana-peel-slips-on-itself

ストレンジなカルトポップスの楽曲にこの声、ストレンジ、英語があまりわからないが歌詞も絶対変だという確信が各曲名から漂っている。レジデンスが好きな人ならこの名前はピンと来る気がするが自分がこのアーティストを知ったのはつい最近のこと。

この手の楽曲って何故かアメリカの森を感じます。例えばツインピークスのあの雰囲気とか。

ジョーダンテのハウリングという狼男の映画はアメリカの森でセラピーしようと思ったらそこが人狼施設ではちゃめちゃになるって話で。セラピーとか療養、小旅行しようとして現代文明には無い存在巻き込まれる話が良くある。個人の抱える抑圧されたものが現代文明が排除してきた獣性とか自然摂理(スピ?)によるもので、その排除側の表象として狼や信仰の存在が置かれているが、アメリカの森はそんなもの達が蠢いているイメージがある。

カナダ人ではあるがクローネンバーグは現代文明とレガシーの衝突を描くのが頭抜けていると思う。

ハウリングはドクタースリープ同様ヒッピーにその排除された存在を託しているが日本だとそういうヒッピー的な存在を登場させるにはなにがあるんだろうと、ふと上野公園で矢沢永吉で踊っている人達の群れが浮かんで(違うと思うので)消えた。かつてダッシュ村があった場所の近くに獏原人村というヒッピーコミュニティがあるらしいがフェスをやっているようなので訪れたことがある人が知り合いに居るかも知れない。福島の海側なので原発事故の影響下。ハウリングの話になってしまいました。

Dick el Demasiado

https://staalplaatlabel.bandcamp.com/album/celulitis-illuminati

デマシアドは色々整理したいので別投稿にしますがここでは声質の三銃士として掲載、最初に挙げたwilliamsはデマシアドの変名と言われたら信じた。

michael zvezdinsky

ロシアの蚤の市で買ったカセットのうちの一つがこの人のものだった。上記2名とは路線が異なり堂々とチャートインしてそうなロシアンポップス、Spotifyでも聴けます。陽水など80年代歌謡曲が好きな人におすすめです。

近藤真彦/ためいきロカビリー

これでもかと青春の衝動とやるせなさをダンスに叩きつけているが、関節がいかれかねない首のダイナミックな動きが怖い。錦織くんのダンス指導は表現のレベルを押し上げることに成功したかもしれないが、それはダイナマイトに着火装置をつけてしまったようなものでマッチは自身のエナジーに自らの身体を破壊しかねないのではとこちらは少しヒヤヒヤする。

抑えの効いたAメロに茹だるような真夏の陽射し、それに耐えかねて爆発するサビ。サビ前の「来る」感。

タ行とサ行の発音前に多用されるタメと、動画40秒の「リーゼント乱す南風〜」の「ゼ」のシャウト。マッチは歌が下手とかいう話があるが、間違いなく下手である。しかしロック的エモーショナルでは敵無しだろう。

こちらはブルージーンズメモリー

マッチのシャウトについては2:20の「バカ野郎」がおすすめ、喉が相当強いと思う。

セットの演出、カメラワーク(1:40、2:20あたりは必見)に歌番組のロストテクノロジーを感じる。赤ランプにスクールメイツ(踊ってる人達の名前)が持つキラキラにサイケデリアが。最後の稲妻でポリゴン騒動以降の現行放送コードでは耐えられない画面の明滅を見たとに知覚の扉が開く音がする。

「列車の扉を右手で叩けば別れのベルが鳴る、幻さ」

マッチ、退社は大分情けない

そして曲は好きだが性強要や事務所圧力の話を聞くにジャニーズ自体手放しに評価するのは全然無し、マイケルジャクソンはアメリカでは大分無しな存在とされているという話も。

湿度別 夏の音楽

夏向けの音楽を湿度別に紹介する

湿度 ★★★★

SUN RA / LANQUIDITY

妙に粘着質だがロマンスも感じる高音多湿ミュージック。サイケデリック熱帯夜、ジャングルで名も知らぬ動物の求愛の気配がする。

Ennio Morricone/L’uccello Dalle Plume Di Cristallo

モウリコーネのアルジェントのサントラらしいが未見、エロい曲。今聴くにはネタ過ぎるか。

伊藤久男/ブラジルの夜太鼓

昭和歌謡の妄想力が光ってる。イマジナリーランドスケープとしてのブラジルの祭りの夜を描くがバックの太鼓は日本の祭囃子風。しかし圧倒的な歌唱力の前にリークラリークラとひれ伏すのみ。(リークラは本曲の歌詞参照)

意図的な誤解釈でも曲として成立させてしまうイマジナリーランドスケープ歌謡は平成になってマツケンサンバに引き継がれた。(マツケンサンバはサンバの曲調でない話が最近話題に)。しかし海外との距離が縮まってこういうアプローチをマジな顔でやるのは難しく、マツケンサンバは開き直りのユーモアで「オレッ」する技を見せた。「リークラ」と「オレッ」はイメージの海外と私たちを難しいことなしに擬音的なノリで繋いでしまう同様の技術ともいえる。

イマジナリー歌謡は死ぬほどあるが森進一のモロッコは最高。モロッコはスッパマイクロパンチョップさんのレコメンで知りました。

湿度 ★★★

no neck blues band/live at ken’s electric lake

まずどこの湖さね。

湖は何故グレーなものを背負うのか。海と違って閉じてるからか。ミステリー、オカルト、エロ、殺人を扱うなら海より湖というのが相場である。閉じているからこそ独自発展する生態と秘匿。

本作を聴いて時間が飛んだことがある。何を聴いてたか印象に全く残らないが時間は経過しており心は満たされていた。マイナー音楽のために―大里俊晴著作集で類似の体験が記載されている。ここで引用しようとしたが見つからず、Amazonで一万超え。

ムーンライダース/青空百景

夏の階段にうずくまるのはもうヤダヨ ヤダヨ(歌詞引用)

soe sandar htun/an da yei kinn

タンジェンと呼ばれるミャンマーのポピュラー音楽。このジャンルは最高であり、音楽性はビーフハートに近い。本作はSpotifyで聴ける。ミャンマー料理屋でタンジェンについて聴いてみたことがある。最初は発音の都合で全然伝わらなかったが携帯を使いながらなんとかミャンマーの音楽のことであること伝えることに成功。改めて発音を教えてもらったのだが日本語に起こすと「チェンジン」というニュアンスに近かった。高田馬場は雑居ビルのミャンマー人街、通称リトルヤンゴンは一見の価値あり。かの井之頭五郎も訪れている。

湿度 ★★

LIO/Je Casse Tout Ce Que Je Touche

前もブログに書いたので詳細割愛

ThaTaxakaKes_Dramanimal

シーケンスミュージックを煮詰めたニューグルーヴ、Cool!

https://drumanimal.bandcamp.com/album/all-in-one

越美晴/マイ・ブルーサマー

女性だったらこの曲をカラオケで歌いたいと思った。良い曲。

Fennesz/Endless Summer

地元のツタヤでジャケ借りしたが今思うとかなりありえんダサいジャケだった。ただ自分が聴いた最初期のエレクトロニカである。fenneszを聴くことはずっとないので聞き返してみるとやはり感情過多だが一周して聞けた。時代と寝てしまった音源は一周待ちみないなところがある。ボーズオブカナダとか今聞いたらどうなんだろか。

エレクトロニカというと冬のイメージが強いのは電子音の硬質なところが冬と相性が良いとか、エレクトロニカが強いところの気候が云々とかあるのかもしれないがエレクトロニカ使って夏の情感を提示しただけでも当時はかなり斬新だったのでしょうか?本作はビジュアルもあいまってチルというかバカンシーな夏感で、自分の知ってるエレクトロニカの夏感は全部こういう感じ、ボート乗って短パン履いている。ムンムンの湿気を感じる00年代エレクトロニカのおすすめ有れば教えてください(dubアプローチは無し)

店舗としてのTSUTAYAという存在も時代になってしまった(ツタヤディスカスはディガーの中で評判よい)

this heat/health and efficiency

太陽讃歌

湿度 ★

高温多湿の亜熱帯化した日本に住む自分が想像するカラッとした世界は砂漠か荒野しかない。砂漠には蜃気楼、荒野にはカウボーイがいる。

【荒野】

c.w.vrtacekがギターが上手いことがわかる、1990年の作品。プログレッシブ感とマス感とレコメン感の懐かしさがありながら時折り感じる外し方が良い。

https://cuneiformrecords.bandcamp.com/album/artificial-horizon

sun city girls/sev acher

一聴すればマインド老カウボーイがタバコ吸ってタバコ吸って、決闘、眼差しのドアップ、血が出まくってる、馬が駆けていく。そして有志があげたと思われるこのYouTubeの動画よ。固定で長回ししている広場がただ映されている。一見止め絵かと思うほど。こういうのが贅沢ってもんだろ。

【砂漠】

スーファミ/アラジン

マジカルアドベンチャーもそうだけどこのもっさりとした重力感に郷愁を感じる。映画では盗んだりんごを子供にあげていたアラジン、本作ではりんごを豪速で投げ放ち人を殺す。

sand/golem

ゴーレムといえばモンスターファーム。賢さ回避派だったので無縁だったがゴーレムを使うような人間でありたかったとも。ゴーレムというモチーフは要研究対象。

[湿度と音について]

空気中の水分量が多いと音は早く伝わるということを知った。気体よりも液体のほうが伝達が早い、そして高湿度であればあるほど多くの液体が音の媒介をするため伝達が早くなるのだ。しかし高周波数の音はエネルギーが小さいため水分が媒介するほど水分に吸収されてしまうという。なので多湿空間は音が籠る。これは経験上なんとなくわかる。銭湯ライブなんて企画があるがあれは単に天井の高さから得られるエコー効果もあるが、湿度による響きの特性の面白さもあるのかもしれない。土地の気候とそこで発展した音楽性の関連を指摘する文章も多く、多湿地域ではアタックが大きくなる等さまざまな指摘がなされている。

郷ひろみのカセット

郷ひろみのカセットを聴いてます。カセットといっても誰かがダビングしたもの。数年前、枕ほどの大きさのカセットケースに昭和歌謡をダビングしたカセットがびっしり詰まっているのを散歩中に発見して家に持ち帰った、その中の一つ。

カセットの最後にはヒロミメドレーなるものが入っており、これがテレビ番組か何かで披露したと思われるメドレー。「ハリウッド・スキャンダル」という曲が良い、と思ったら都倉俊一作曲でした。都倉先生!その次に流れてきたのは同じく郷ひろみ、都倉俊一タッグの「バイブレーション」だがこの曲はもろピンクレディー流用な感じでした、これはないだろう。

郷ひろみはとにかく声が凄い変だから御三家で一番好き。そして初期の中性的な感じから後半マッチョくなったのはなんなんだろう。身体が筋肉質になるのと精神的に非マッチョであることは概念的には別だから郷ひろみが精神的にマッチョくなっていったかは不明なんだけど、ただ身体的にも売り方的にもマッチョくなったというか。自分が芸能人なら、芸事を続けるために要求されるストイックさを受け入れるためにマッチョを導入してアイデンティティを維持する、みたいな感じになるかも、とは思ったり。というかこの話、自分のリアルタイムの郷ひろみ像がゴールドフィンガーであることに支配されてますので無視してください。あれで肉体美を見せつける振り付けがあってめちゃ流行ってました。関係ないけどゴールドフィンガーの「燃えてるんだろうか」の歌詞の部分はカバー元曲の発音のニュアンス先行で日本語詩をふっていて、アナ雪のレリゴーと同じ方法論かと。

野口五郎のしみったれ感も年々気になる。野口五郎のグッドラックは名曲でなんだけどこれは坂本慎太郎が何かでレコメンドしてて知った、一聴して坂本慎太郎が推す理由にピンときます。

馬渡松子『さよならbyebye』

ニチイという名の日用品と洋服が売っている複合設施設があったが、その頃にはだいぶボロくなって色あせて、数年前ほどの人の入りはなく、うちのばあちゃんのような世代の人たちが洋服を買いに行くくらいになっていた。上の階にはゲーム機が置いてあって、『バブルボブル』なんかのゲームが置いてあったが、パズルボブルはその頃すでにけっこう古いゲームで、ずっと同じ型のゲーム機が取り替えられないまま置かれていたんだと思う。そんなニチイの二階へあがる階段の前のベンチで友人と漫画を読んでいたら、ワルの上級生だちが大声でいいカモがおるわと笑いながら階段を上ってきた。このワルとはいろいろ思い出がある……。あつカネサキ!!!!!しまった!と二人とも硬直…。「お前ら何読んでんねん?コラァ」と、殴られるだけでなくカツアゲされ漫画まで取られるのかとおびえていると、「なんや、ダイの大冒険読んでんのか………。お前らええ奴やなぁ」と笑ってくれて、じゃあなとそいつらは古びたゲーム機で遊ぶためにフロアへ消えていった。ダイの大冒険を読んでいたのでカツアゲから逃れられたのだった………!!!
ということで新しくなった『ダイの大冒険』観てます。最初の方は改変部分におこでしたが、とりあえず前回放送が終わってしまったとこらへんまで進んだので、今回はラストまで制作してほしい。改変でまさかポップがメガンテしないストーリーなのかと思ったけどちゃんとメガンテしてよかった……メガンテしてよかったって何だ。泣きました不覚にも。メガンテして竜の血を飲みギラで一片の花びらを燃やしてしまうことなく、指先の一点に魔法力を集中し、花びらの中心に小さな穴をあけるほどの魔法使いになるのでメガンテしないわけにはいかないのです…が…
子供の頃はお小遣いが少なかったので毎週ジャンプを買うことができずコロコロコミックで育ち、もちろん漫画全巻買うことも諦めていたので、友達がくれた図書券でダイの13巻だけ買って、それを何回も読みました。(その後その友人からはやっぱり図書券かえせと何度も…)
13巻のアニメ化が楽しみ。しかしOPとEDはいかがなものかと…まず「生きるをする」っていうタイトルが~…(その後慣れ・OPはこれなんだとフォーマット完了…)
アニメの中身は戦って強くなってまた更に強力な敵が現れて強くなるという単純なものだったとしても、幽遊白書のOP・EDなんかは、アホな男子児童だちになんとも言えない気分を味合わせていたと思う(味合わせることに成功させていたと思う)。特にED曲の『さよならbyebye』なんて。大人の別れの曲を聴いて、まだそれを体験したことがない子供たちがその体験を想像して感じる気持ち。なぜかそれがわかるような気がする、そんな経験をいつか自分が体験するのかな、するのだろう、その時どんなことを感じるんだろう………と。そんなふうに考えて聴いていた自分は感じやすい子供だったのか?
いま子供たちがTVでアニメを観るというのが当たり前でない時代にあって、90年代と同じではないにしても、子供の感性をえぐるような、ちょっと残酷かもしれない大人の気持ちを感じさせるようなOP・EDが使われているアニメがあるなら知りたい。
いま聞き返してみると歌い方や声質はやはり違うのだけれど、パイナップルの『Diamond Crack』を最初に聴いたときは、幽遊白書の歌の人の声でこんな世界あるの?!って驚いた。ちょっと例えが違うが灰野敬二がカヴァーしている堀内孝雄『君の瞳は10000ボルト』を聴いたときのような……この声質でこのうたの世界があるのかと驚いたのでした。ほかにあれば聴きたいな。この時の馬渡松子の声に近い曲。ここのところの気分としては『ホームワークが終わらない』だけど……。

しー没/第3回

(セキグチ代理投稿)

くちずさむにはちょうどいい名曲。
自分が作曲するよりも他人がプロデュースした曲を歌ってみたいなー。
あと黄倉未来さんのTVに出てみたいです。

金の玉が猛烈にかゆくて寝不足になった日の午後にツイッターのタイムラインが表示されなくなりました。

男の人が電車でGOの話をでかい声でしてたんだけど電車でGOは小声のほうが似合うだろ。

プラカップに映った自分の顔がイソジン色になるくらいにはうがいしてます。

こないだの星川飯

たけのこごはん、菜の花の辛子あえ、焼き鮭、味噌汁

しー没/第2回

※「しー没の弟子募集日記」はしー没さんによるコラムとなります。(代理投稿セキグチ)

なだ万のお茶。ペットボトル茶の中で最近一番気に入ってる。

https://youtube.com/watch?v=3CzErx8w9UI
この吉田拓郎の「唇を噛みしめて」を脳内再生しながら、自分の想いに素直なやつがじっとできるわけねーだろ、もっと世界をオープンワールドだと思え、と自分に言い聞かせて銭湯に向かってた。映画「刑事物語」の主題歌。

=星川飯=
カセットテープコレクターで音楽ブログ「Dirty Dirt」を書いてる戸田さんことDirty Dirt氏とそのパートナーで画家の星川あさこ氏の自宅で時々料理をいただく機会があるのだが星川氏の料理はほんとにどれもめちゃくちゃ美味しい。これは星川氏が実家で飼ってた亡きパグの名前「ポチ」と自分の名前を足してもらい「ボチ」と書かれたオムライス。