郷ひろみのカセット

郷ひろみのカセットを聴いてます。カセットといっても誰かがダビングしたもの。数年前、枕ほどの大きさのカセットケースに昭和歌謡をダビングしたカセットがびっしり詰まっているのを散歩中に発見して家に持ち帰った、その中の一つ。

カセットの最後にはヒロミメドレーなるものが入っており、これがテレビ番組か何かで披露したと思われるメドレー。「ハリウッド・スキャンダル」という曲が良い、と思ったら都倉俊一作曲でした。都倉先生!その次に流れてきたのは同じく郷ひろみ、都倉俊一タッグの「バイブレーション」だがこの曲はもろピンクレディー流用な感じでした、これはないだろう。

郷ひろみはとにかく声が凄い変だから御三家で一番好き。そして初期の中性的な感じから後半マッチョくなったのはなんなんだろう。身体が筋肉質になるのと精神的に非マッチョであることは概念的には別だから郷ひろみが精神的にマッチョくなっていったかは不明なんだけど、ただ身体的にも売り方的にもマッチョくなったというか。自分が芸能人なら、芸事を続けるために要求されるストイックさを受け入れるためにマッチョを導入してアイデンティティを維持する、みたいな感じになるかも、とは思ったり。というかこの話、自分のリアルタイムの郷ひろみ像がゴールドフィンガーであることに支配されてますので無視してください。あれで肉体美を見せつける振り付けがあってめちゃ流行ってました。関係ないけどゴールドフィンガーの「燃えてるんだろうか」の歌詞の部分はカバー元曲の発音のニュアンス先行で日本語詩をふっていて、アナ雪のレリゴーと同じ方法論かと。

野口五郎のしみったれ感も年々気になる。野口五郎のグッドラックは名曲でなんだけどこれは坂本慎太郎が何かでレコメンドしてて知った、一聴して坂本慎太郎が推す理由にピンときます。

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